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「サッカーもいいが」

 

 サッカーW杯が終わった。世界で最も人気のあるスポーツ、世界最大のスポーツイベント、日本中がサッカーW杯一色に染まった一ヶ月。

 しかしその間、わたしの胸中にはひしひしと募る思いがあった。スポーツはサッカーだけではない。そのサッカーW杯が開催されている間、陸上競技の日本選手権が開催されていた。日本選手権とは、どの競技においても日本最高峰の大会。ここで活躍することは日本代表として世界への門戸が開かれる。そして今回、地元鹿児島からも多数の選手が出場し、健闘した。中でも男子110メートルハードルにおいて3位に入った選手がいた。高校の教員をしながら競技を続けている選手。3位といえば、もう日本代表は目前。今まさに、鹿児島から世界の桧舞台へと羽ばたこうとしているにも関らず、その取り上げ方は小さすぎた。世界で最も人気のあるスポーツもけっこうだが、日の当たらないところで地道に頑張っている選手が鹿児島にいる。大切にしてあげて欲しい。

  新生カラモジア大会にて、前理事長への批判が相次いだ(7/1朝刊)。「不適格なリーダーを選んだ」「創始者にありがちだが、自分の財団という意識があったのでは」。私もNPO法人の代表。何もないゼロのところから任意団体として立ち上げ、現在もその活動を軌道に乗せようと必死になって奔走している。 なんでもそうだが、何か新しいことを始め、それを継続していく、その裏には大抵「キーパーソン」が存在する。なりふり構わず奔走し、周りに批判されながらもその思いを持って常に突き進んでいく。

 財団はみんなのもの、リスクは公平に、というのも分からないでもないが、そういう強いパッション(情熱)を持った人物がいたからこそ、ここまでこれたというのもあるのではないだろうか。頭を張るということは、並大抵のことではない。 「伝えたいことの100分の1くらいしか話せなかった」という前理事長のコメント。是非聞かせて欲しい。自身の活動に対する思いを、何故、こうなってしまったのかということを。

  旧県庁舎跡地に建設中の「県民交流センター(仮称)」その条例、施行規則に関する要望書をとある団体が県に提出をした(7/5朝刊)。 その建設中の同センターの道路を挟んだ向かいに「鹿児島市民福祉プラザ」という5階建ての立派な施設があるのをご存知だろうか。その真向かいに、今、このような施設を作る必然性は本当にあるのだろうか。 「既存の施設と協力し、利便性が高められるようにしたい」とあるが、結局蓋を開けたら、同じような施設が向かい合って二つということだけにはならないようにお願いしたい。 市町村合併ばかりに議論が沸騰しているが、県と市町村がうまくかみあっていないとそういった場面も多々見られる。この辺りにも税金の無駄使いがひそんでいる。マスコミが、市民がしっかりと監視しなくてはいけない。(NPO法人SCC 太田敬介)