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「スポーツの本質」

 

 山川ー根占フェリー航路が廃止決定(7/26・7/30・8/6付)。民間企業と関連市町村との間に高い壁が。

 しかしこの問題。いったい誰が困る?困るのは地域住民、つまり自分達。不採算部門からはどんどん撤退、合理化していく民間企業。公平・平等を基本とし、細かい、多様化する住民ニーズに答えることのできない行政。この間にぽっかりと穴があいている。そしてこの穴は今後ますます広がっていく。そこは住民が、自分達の問題は自分達で解決していく『自助努力』していこうという姿勢こそが必要で、これからの日本を変えることができるのはこの力しかない。企業が、市町村が、ではなく、地域住民を元気付け、自立を促す、そんな記事が欲しい。

 「長寿王国日本」(8/1日付)。日本人の平均寿命が過去最高を更新した。数十年前の日本人にとって「いかに長生きするか」ということは大きな課題であった。しかし世界一の長寿国となった今、もっと大切なことがあるということに誰もが気付いている。いかに「元気で」「健康で」長生きをするかということ。長生きの「質」「中身」が問われている。ただ「平均寿命が伸びました」そして「いかに病気とうまくつきあっていくか」という識者のコメントがあった。病気とどう付き合うかという前に、いかに病気をしない身体を作るか、転倒して怪我しないよう、どうしっかりと筋力を維持していくか、そういったことをまず第一に考えるべきではないのか。医学の進歩で寿命が延びました、寿命が伸びればそれだけ病人も増えます、老後は病気とうまくつきあっていきましょう、なんてそんな記事を読んでも、何の啓発もされない、明るい未来も予想できない。

 日本相撲協会が引退力士を発表(7/25付)、またその翌朝「敗者の涙と笑顔」というコラム(7/26付)。華々しいスポーツの表舞台の影で、誰知れずひっそりと引退していくもの、また勝者の裏には必ず敗者あり。

 最近、特に青少年スポーツにおいて、勝利主義に陥った過熱気味のスポーツが問題視されている。その反対に、スポーツから勝ち負けという要素を取り払おうとする動きも見られる。スポーツとは一体なんなのだろうと深く考えさせられる。 まさにその答えを追い求めていくことが、わたしのライフワークであり、そうそう簡単に答えがでるものではない。しかし今、この時点で言えることは、勝つもスポーツ、負けるもスポーツ。楽しいもスポーツ。全てがスポーツであり「スポーツとは」と上から決め付けてきたのが、今までの日本のスポーツスタイルなのだ。いろいろな形のスポーツがあり、それを受け入れるだけのキャパシティがないということ。スポーツというものをそういった視点からとらえてみると、勝った負けただけじゃない、スポーツの色々な部分も伝えられるのではないだろうか。(NPO法人SCC 太田敬介)