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DIARY >>



2001/12/22(Sat)
<締め切り>
 正月原稿はきのう金曜日までが締め切りだったというのに、もう一本書かないといけない原稿があって、まだ取材の予定さえ入れていないという危機的状況です。
 高校駅伝、ラグビーの取材も体調不良を理由にキャンセルしてしまいました。薬のおかげで少し気持ちは落ち着いていますが、いまだ先の見えない自分に、どうしょうもなく焦ってしまいます。
 どうにか月曜日に取材の約束を取り付けました。目の前の山を少しずつ片付けようと思います。
 



2001/12/21(Fri)
<薬>
 再び病院の門を叩きました。
 そんなに長い時間話をすることはできませんでしたが、「勝つ自分だけじゃなく、負ける自分も受け入れて前に進むことだ」と言われたのは、こころに響きました。
 今まで飲んでいた薬が副作用もない代りにどうも利き目を感じないと話したら、1種類だけ変更されました。インターネットなどで「うつ」の人の体験談などを見ていると、薬も合うものと合わないものがあって、適性を見つけるのが難しいようです。
 試しに今回処方された分を飲んでみましたが、多少口が乾いたり、胃の痛みを感じるなどの副作用がありましたが、とりとめない不安な気持ちがだいぶ落ち着いたような気がします。
 もっとも僕の場合は、性格的なものに起因する神経症うつ状態なので、薬以上に自分の生き方そのものを見直す必要があります。

 会社で、局次長から「支局に行ってみる気はないか?」といわれました。正直、まったく未知の世界に踏み込むのは怖さが先立ちますが、「うつ」を克服したら目先を変えて新しい環境に身を置いてみるのもいいんじゃないかと思っています。



2001/12/20(Thu)
<ジレンマ>
 ここ最近は、また調子が悪い。
 きょう一日、ずーーと無為な時間を過ごしてしまった。仕事はたまる一方。机に向かっても思考力が停止している。



2001/12/18(Tue)
<誕生>
 きょう12月18日は僕が、この世に生を受けた記念すべき日です。

 できればきょうまでに「うつ」を治して迎えたかったんですが…。この間、小さな光が見えたかと思ったのに、また深い闇に沈んでしまいそうです。とにかく焦っています。焦っちゃいけないと分かっているのに、仕事が思うようにはかどらないことにもどかしさを感じて、絶望感に陥ってしまいます。
 「ガソリンの切れた車で、無理して走ろうとしてはいけない」。きのうのカウンセリングで言われた言葉です。一歩前進一歩後退、そんな日々の繰り返し。理想の自分が遥か彼方にいる。一足飛びにいこうとしちゃいけないって分かっているのに…。



2001/12/16(Sun)
<きざし>
 午前中はこれまでずっと気にかかっていた正月特集、午後は高校弓道と久々の2本立取材でかなり疲れました。
 おまけに昨夜は妙に頭がさえてほとんど一睡もできていないので、かなりバテバテです。でもある種、心地よい疲れを感じているのも事実です。ここ2、3日はごくわずかずつですが、「うつ」が快方に向っているような気がしています。
 けさは、鹿児島でただ一人、シドニーパラリンピックのライフル射撃に出場した岡留晴文さんと話しをしました。正直、個別インタビューでじっくり話しを引き出せるか、自信がなかったのですが、岡留さんの人柄も手伝って、長時間にわたって実のある話、心動かされる話を聞くことができました。

 岡留さんはパラリンピック予選の世界選手権に出場したとき、自分よりも遥に重い障害を背負った選手が、日本の健常者のトップレベルの選手よりも高いレベルで競技をしている姿に、激しい衝撃を受けたといいます。そして、人間の持つ可能性に目覚め、自分でも努力すればきっとその高みまで登れることに確信を持ったのだそうです。

 そう、今の僕に欠けているのは「自分の可能性」を信じることです。「うつ」の状態に甘んじ、いわれもなく自分を否定してダメな人間だと思い込むことが、今のどん底を引きずっているのです。
 きょう岡留さんと話をしながら、少なくとも自分の可能性を信じることなら今の自分にもできるんじゃないかって思うようになりました。現実に目を向けると、こなすべきことの多さに辛さと焦りを感じますが、それでも自分を信じつづけていたい。そう素直に思えるようになりました。

 「焦っても、同じように明日は来る。しあわせってそんなもんだ」。浦沢直樹著「MONSTER」の中でカウンセラーのドクター・ライヒワインの言葉です。ようやく見つけた小さな光です。あせらずに、きょうよりあしたはきっと良くなっていると信じていたいと思います。