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2002/05/19(Sun)
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<反射鏡>
 報道記者は現場が大事とつくづく思う出来事があった。県高校総体初日のラグビー会場。序盤だから写真でも押さえればいいかと軽い気持ちで会場に向った★顔見知りの監督と雑談をしながら試合観戦。鹿児島東が大勝で久々の勝利を収めた。何気に話を聞きにいくと、同校OBという監督は大学卒業後はニュージーランドやオーストラリアで指導者としての勉強を積み、プロのライセンスを持っているという★学校の指導のかたわらラグビーチームのNPO法人を作って、ラグビーの普及活動にも意欲的に取り組んでいるとか。今後の成長が楽しみだ。現場に行かなかったら見逃したところだった。



2002/05/16(Thu)
<どうなる?仏キャンプ>
 5月20日から指宿市でサッカーのW杯に出場するフランスチームのキャンプがあります。
 前前から気にはしていたんですが、このキャンプに対する取材申しこみの案内が一切来ていなかったので、キャンプをしきるI産業に問い合わせると、報道各社には4月中旬ごろ案内を出して4月終わりには締めきったとのこと。僕はこの案内を見ていないし、会社の人間も見たことがないといっている。
 これではうちの社はキャンプ取材が一切できないことになります。ただでさえセキュリティーが厳しくて、キャンプ場周辺の立ち入りが規制されているのにこの状態ではどうしょうもありません。向こうは送ったといっているし、こっちは見ていないじゃ埒があきません。気づくのが遅かったのは僕の不注意ですがそれにしても、それにしてもなぁーー…



2002/05/15(Wed)
<現場主義>
 きのうはスポーツライティングということについてあれこれ書いてみましたが、やっぱりこの仕事は現場に出てなんぼやなと思いました。
 きょうから県の高校総体が始まりました。毎年いつも始まりはラグビーからです。無論初戦ですから、あっと驚くようなスーパープレーこそ期待できませんが、地道に頑張ってきたチームに出会えたりして思わぬ拾い物があるものです。
 きょうは鹿児島東というチームに注目していました。しばし部員不足で大会に出ておらず久々の県総体(実際は去年出ていて、僕の単純なチェックミスだったんですが…)を記事にしようと思っていました。
 あっさり負けるかと思っていたら意外や意外。小柄ながらグラウンドを所狭しと走り回る展開ラグビーで相手につけいるスキを与えず、53−0で快勝でした。
 話を聞いてみると、東高は今年から同校のOBで明治大でも活躍し、ニュージーランド、オーストラリアでプロの指導者ライセンスも獲得した監督が指導しているそうです。その監督さんは「鹿児島ブロンコス」というラグビーチームのNPO法人を作り、子供から大人まで地域に根ざした活動を目指しているのだそうです。
 これ以上ない「トクダネ」だと思いました。こういう話を地道に拾っていくことがいい文章を書くためには不可欠です。

 新聞に取り上げてもらうことがよっぽどうれしかったんでしょう。監督さんは「あしたの新聞は全員に買わせます」といってくださいました。こういう取材対象者を大事にしたいと思います。



2002/05/14(Tue)
<スポーツライティングといこと>
 僕の仕事はスポーツを描く「スポーツライティング」です。
 でも最近、疑問に思っているのは、自分は本当にスポーツの素晴らしさを描ききっているのかということです。
 スポーツの面白さに「感動」という言葉があります。素晴らしいプレー、記録に心動かされる。今までそれを文章にしてきたつもりでした。
 でも、それでは本当にスポーツの本質を描いたことにならないのではないか? スポーツを通した人間ドラマみたいなものに重点を置きすぎて、スポーツそれ自体の本質を見逃してはいないかと思うのです。
 振りかえってみると、例えば野球の試合後にインタビューをする。「今の気持ちは?」「うれしいです」「あのヒットを打ったとき、何を考えていたの?」「投手が頑張っていたので絶対に打って返そうと思いました」「勝因は何ですか?」「みんなで気持ちをひとつに頑張ったからです」「これからの目標は?」「優勝目指して頑張ります」…
 こんなステレオタイプのインタビューを繰り返してることが多いのです。確かにこのコメントに試合の模様などを織り込んで文章にすれば、記事にはなります。でも文章の中にはこんな「気持ち」の面だけではとうてい説明できない、プレーそれ自体を描くことが欠落しています。1本のヒットが生まれるまでに、相手投手の投球内容、ベンチのさい配、選手の心理、過去の対戦データ、これまでの練習の積み重ね…思いつくだけでもこれだけのファクターがあるはずなんです。それを「気持ち」の一言で表現してしまうのはあまりに安直ではないか?そんなことを考えてしまうのです。
 あすから県の高校総体です。一足飛びに解決できる問題ではないですが、なっとくいく文章が書けるように修行したいと思います。