2002/10/20(Sun)
<幸せとは?>
 のっけから?となるタイトルですが結構まじめな話です。

 きょうはうちの主催の女子ロードレースでした。その会場で顔見知りの女性に出会いました。
 彼女はある強豪駅伝部の出身で、取材で何度か話をしたことがあります。高校時代はまったく無駄のない、長距離選手の体型をしていたのに、今ではその面影がまったくありません。聞いてみると卒業して、県外の実業団に就職したのですが、いろいろあってそこを辞めて鹿児島に帰ってきたそうです。
 ちょっと興味があったので、高校時代の話とか聞きました。ほんの一部でしたが想像を絶する厳しさだったようです。練習や体重管理など、いわゆる全国の駅伝強豪校ならどこでもやっているといわれる日々の一端を垣間見た思いがしました。
 ふと彼女の話ぶりに何か違和感を感じて、注意してみると、高校時代はいつも丁寧な言葉使いをしていたはずなのに、年上の僕に対しても何のためらいもなく、ぞんざいな言葉を使うのです。その話ぶりをみていると、何だか無理して今風な女の子を演じようと背伸びしているような気がしました。
 本心はうかがいしれないけど、高校時代という、最も多感で、遊びたい年頃の時代を、走ることのみに費やし、社会に足を一歩踏み出しても、厳しく走る環境しかない中で挫折し、今生きる目標を失って必死にもがいている。何とか普通の女の子であろうとするんだけど、いわゆる「普通」じゃない生活に浸りきっていたから、そうすることもできない。そんな風に彼女の心の内を僕は想像します。
 本当の幸せとはなんだろうと思いました。「自分の高校時代を後悔はしていない」と彼女は言い切ります。それは本心でしょうし、そう思っていることは救いです。彼女の人生はまだまだこれからです。これからの人生に本当に幸あらんことを心から願わずにはいられませんでした。

 

2002/10/19(Sat)
<立ちあがるもの>
 国体取材に一人が行ってしまって、多忙さに拍車がかかったにもかかわらず、午前中は母校の野球部で汗をかきました。
 鶴丸は初戦で頴娃に大敗を喫した翌日から早くも冬季トレーニングのメニューに入っています。基本的にウイークデーはトレーニングで土日でボールを使った練習というパターンになりそうです。
 きょうの練習前には長めのミーティングがありました。秋の大会の反省を踏まえ、上位に勝ち残るために、夏に甲子園を勝ち取るために何をしなければいけないかを話していました。準備運動をやったあと、きょうはほとんどの時間をキャッチボールとノックに費やしました。僕も外野陣に混じって久々に外野ノックを受けました。
 ミーティングの成果もあったのでしょう。きょうのみんなの顔つきは何かをしなければいけないという決意が伝わる表情で、キビキビした動きを心掛けていたと思います。あとはこの表情が最後まで続くかということでしょう。


2002/10/18(Fri)
<座談会の企画>
 九州高校野球の組み合わせが決まりました。鹿児島実は長崎日大と、鹿児島商は柳川(福岡)と対戦します。

 開催地の熊本日日新聞から、数日前に各県の出場校のデータを送って欲しいという依頼がありました。
 以前、インターハイのときにも書きましたが熊日さんは非常に進歩的な新聞で、僕が将来的にスポーツ面を充実化したいときには是非に参考にしたい新聞です。その件で熊日さんに電話をしたら丁度担当の記者さんが電話に出られて、お互いの県の学校の情報を交換しました。
 熊日の記者さんも高校時代は野球部員だったそうで、野球談義に花が咲きました。話が進んで九州大会の前後で九州の各紙記者が集まって高校野球に関する座談会をしませんかという提案を受けました。
 この案、僕は大賛成です。特に今年は夏の甲子園で九州のチームが30年ぶりぐらいに2回戦を突破できなかったとかで、巷では九州のレベル低下を心配する声もあります。僕個人の考えはたかが一度の大会でそうだったからといって、九州全体のレベルが下がったと判断するには早計だと考えていますが、九州各県の記者がどのように見ているのか聞いてみる価値はあると思います。そんな記事が出れば、読者にとってもひとつの有益な情報でしょう。
 まだ実現するかどうか分かりませんが、その節はおおいに弁じて、見聞を広めようと思います。



2002/10/17(Thu)
<多忙な一日>
 秋の高校野球県大会が終って一息つく間もなく、きょう一日は何かと忙しい一日でした。
 十月から新人記者が入ってその面倒を見なければいけません。人が入ってきてくれるのはうれしいのですが、戦力になるまで指導をしなければいけないので、それまでが大変です。自分ではもう当たり前と思っていることを噛み砕いて言わなければいけないのだからストレスがたまります。せめて新人指導もまかされるのなら、それなりの昇給があってもいいものですが、それもないので余計に頭にきています。
 昼から新人を連れてテニスの取材に出かけ、そのあと鹿実のラグビー場と野球場に行きました。取材先で仕事とは関係ないスポーツの話をするのは本当に楽しいです。いい息抜きができました。高校野球の九州大会、国体、新人戦、サッカー、ラグビーとスポーツの秋真っ盛りを実感しました。



2002/10/16(Wed)
<この冬にかける>
 試験期間が終った鶴丸野球部が、再び練習を再開しました。
 今思い返してみても、なぜこのチームがあんな負け方をしてしまったのか、不思議なくらいいいチームだと思います。まぁすんでしまったことは、二度と返らないから、今は「あのときこうすれば良かった」「ああだったら良かった」の「たら」「れば」を徹底して追及し、来春、そして夏につなげて欲しいものです。
 頴娃戦に代走で出場した選手と話をしました。彼は今でも、右フライでタッチアップしなかったことを悔やんでいるそうです。
 その思い、大事なことです。夏が終ってしまえば「たら」「れば」は意味がないかもしれませんが、まだ先があるならそういう思いを胸に抱きつづけるのは決して悪いことではないと思います。そういう失敗を繰り返して、それでもはい上がってきた選手がいざというときに頼れる選手になるのです。
 今は早くも冬季トレーニングに突入しました。「もう二度とあんな練習はしたくない」と思うほど血反吐を吐くまで練習して本物の強さを身につけて欲しいと思います。



2002/10/15(Tue)
<鹿実、栄冠>
 鹿児島実―鹿児島商の決勝戦は鹿実が終盤の集中攻撃で鹿商を突き放し、2季連続26回目の優勝、秋の県大会としては7年ぶりの栄冠を勝ち取りました。

 最後の最後で僕の予想は当たりました。試合開始約1時間前に九州大会出場用に両チームのチーム写真を撮ったのですが、このときの態度の違いで、僕は鹿実の勝利を確信していました。
 両チームの監督さんには写真撮影の依頼は前日からしてありました。最初に鹿実を撮影しましたが、20人がスムーズに並びほとんど時間をかけずに終りました。しかし、鹿商は集合の段階で15人しかそろっていず、残りがどこに行ったかわからないという。その待っている間の弛緩ぶり、カメラに向ってピースサインをする選手がいたり、とてもこれから決勝を戦うチームには思えませんでした。どうも最近の鹿商はそういうところがおろそかになっているので好きになれません。
 野球にしても、投手力、打撃力は鹿実よりも上の力を持っているのに生かせず、まさに完敗といってもいい内容でした。守備の雑さがすべてを象徴しています。初回の先制点には捕手の悪送球が絡み、七回の追加点には外野の怠慢プレーが絡んでいました。
 これから鹿児島代表として頑張って欲しいチームだけに、もっと自覚を持って野球をやって欲しいものです。決勝戦はそれなりに見ごたえのある試合だったけど、今大会は結局、負けチームの粗さが目だった大会でした。



2002/10/14(Mon)
<レベルの低さ>
 準々決勝で鹿児島城西が負けて以降の試合は、どうも野球の面白さを感じさせてくれません。

 準々決勝の鹿児島実―鹿児島戦、指宿商―頴娃戦、鹿児島商―出水中央戦、準決勝の鹿児島商―頴娃戦は勝った方の強さよりも、負けた方が四球連発、エラーで自らピンチを招き、少ないヒットで大量点というパターンで自滅しており、勝った方の素晴らしさより負けた方のふがいなさだけが目立った試合でした。
 「黄金カード」と目される鹿児島実―樟南戦にしても、実力校同士の伯仲した息をのむ試合展開とは程遠く、お互いに足を引っ張り合ったミス合戦で鹿実のミスがより少なかった、あるいは重要な局面で絡まなかっただけのような気がします。
 秋の新チームだからミスが出るのは仕方ないにしても、ここまで野球が雑だった大会は僕の記憶にありません。夏の甲子園で打ち勝つ豪快な野球が勝っている影響で、きっちり守る堅実な野球がおろそかになっているのではないでしょうか? あの堅守を誇る樟南が1試合に2、3つエラーをしているんだから、その粗さは目を覆うばかりです。前年度の樟南・岩崎、川内・宇都、鹿実・本多、遠矢のような個人で決定力のある選手が見当たらないだけに、この秋は本当の意味でのチーム力が問われると思っていましたが、鹿実がどうにか勝負強さを感じさせてくれるほかは、まだまだなチームばかりです。
 あすの決勝は苦しみながらも勝負強さを発揮して勝ちあがった鹿実と、ここ数年では一番、投手と打力に力のある(でも守備は相変わらずザル…)の鹿商が対戦します。両チームの強さがぶつかりあう、野球のだいご味を感じさせる試合にしてもらいたいものです。