2002/12/29(Sun)
<体調最悪>
 きょう大阪から戻ってきました。なぜか帰りの飛行機で吐いてしまいました。体調最悪です。きょうはこれまで…

 

2002/12/28(Sat)
<遠き1勝>
 やっぱり負けたあとの記事は、いまいち自分でもいい文章を書いた気がしません。気持ちの乗りが基本的に違うのでしょう。

 花園での鹿実ラグビーは3年連続初戦で姿を消しました。一昨年、僕が初めて花園を取材した時と同じ、国学院栃木を相手に20―29のきん差で敗れました。
 きょうの試合は鹿実の良さともろさの両面がもろに出た試合でした。開始早々に電光石火の先制トライを決めて波に乗るかと思われましたが、FWが再三反則を取られて劣勢を強いられます。
 監督さんは「ラック処理の状況判断がまずかった」と分析しています。ふと昨年のスクラップを読み返してみましたが、昨年慶応に負けたときも同じコメントをしていました。チームとしての弱点修正がうまくいかなかったようです。
 また県予選のときから気になっていたラインアウトの弱さも、もろに敗因につながりました。劣勢を強いられてマイボールのラインアウトを取ったのに、相手に渡してしまっては守備の粘りも及びません。点差はきん差でしたが、まだまだ全国の壁は高いようです。

 関東や関西のラグビーどころからすると、鹿児島は後進県と言われています。これで花園の県勢は4年連続初戦敗退です。勝つためにクリアすべき課題がまだまだ山積しているように思えました。

 

2002/12/27(Fri)
<ひとこと取りの効用>
 奈良は朝から小雪がちらつき、花園ラグビー場は終日寒風吹きすさぶ寒い一日でした。

 きょうは全国高校ラグビーの開会式があり、いっしょに宿泊させてもらっている鹿実のラグビー部と行動を伴にしました。いろんな出張に出かけましたが、ここまで密着して取材できたのはここだけです。その分、いろいろと面白いネタが見つけられるので助かっています。
 開会式が終った後、初戦に向けて、鹿実フィフティーンの意気込みをひとこと聞いて回りました。駅伝のときにもやりましたが、通常、監督や主将や、その試合で目立った人以外に、なかなか話を聞くことがない中で、短いながらもこうやって選手1人1人のコメントを聞いていくと、面白い発見があることに気づきました。
 駅伝のときには、各区間を走ったランナー1人1人に話を聞くことで、レース全体の流れを掌握し、チームとしてどのような走りを目指し、それがどの程度達成できたか、選手の言葉から推し量ることができます。
 ラグビーのような球技の場合、通常はボールの流れに沿って、目立った活躍をした人間しか、なかなか取材する機会がないのですが、こうやって1人1人を聞いて回ることで、それぞれの役割や個性を通して、より身近にプレーを見ることができるような気がしてきました。
 鹿実のラグビーでいえば、U―19候補のSO濱島、CTB里村、NO8岩山主将ぐらいしか、顔と名前を知っている選手はいません。でも、一人ひとり名前とポジションを確認しながら、聞いていくと、そのあとの練習で、各ポジションごとのプレーを見ながら、ボールの流れだけでなく選手それぞれの顔までが別の視点でみられるようになった気がします。
 親近感を感じれば、自分の知っている何とか君のプレーとして見ることができます。ラグビーは仕事として見始めた競技の中で、一番面白いと思った競技です。またひとつ、ラグビーを見る視点が増えて何よりです。

 

2002/12/26(Thu)
<奈良にて>
 立てこもり事件があった京都中央信用金庫がある場所って、僕が学生時代住んでいたところのすぐ近くです。この間高校駅伝で泊まったホテルもこの近くでした。テレビの画面で自分のよく知っている場所がああいうかたちで出るのは変な気持ちです。

 今、奈良に来ています。全国高校ラグビーの取材で、今年はこれが最後の出張になります。
 奈良という街は学生の頃から大好きでした。
 都会の喧騒から離れて、古い都の情緒を残している街です。以前、京都に住んでいてテレビの修理を頼んだときに、電気屋さんに「京都は古い町並みがたくさんあっていいですね」とふったら「いや、京都は古いのも新しいのもごっちゃになっていて、むしろ見苦しい。奈良の方が町全体で保存を考えているからいい」といわれたことがあります。
 奈良には高層ビルが見当たりません。確か景観保護のため、建物の高さが条例で規制されていたはずです。町並みも古い町並みが続いているところが点在していて、京都のように、古い町屋があったかと思えば、けばけばしい近代的なビルがそばにあるようなアンバランスさはあまり見られません。

 僕が奈良を訪れるのは決まって寒い時期です。一番最初に来たのは大学2年に上がる前の春休みで合宿に来たときでした。丁度、今回ラグビーの取材で宿泊する宿も合宿で泊まった宿のそばにあります。
 どんよりと重たい空や、底冷えのする冷たい空気は、普通なら嫌気が差すものですが、奈良はそれも含めて奈良って感じがするので気になりません。
 ホテルへ向う途中で、タクシーの運転者が「雲が低くなっているから雪になりそうだな」とひとりごとのようにつぶやいていました。夕方から本当に雪が降ってきました。年内に雪が見られるなんて鹿児島ではまず考えられないので、何となくとくした気分になりました。
 



2002/12/25(Wed)
<練習収め>
 あしたからラグビーの出張にでかけるので、年内に練習に行くのはきょうが最後になりそうです。というわけできょうは午後から鶴丸の野球部の練習に行き、夕方からはSCCに行って練習収めをしてきました。

 今年が始まった頃、またこうして自分が運動する習慣が戻って来る日を思っていませんでした。野球の練習に戻ったのが4月、SCCに戻ったのが6月、半年以上こういう生活が続いていることになります。とても健康的な生活を送っています。

 菜の花マラソンの挑戦講座も今年はきょうが最後です。
 きょうは75分のLSDでした。長いことサッカーシーズンのため競技場の芝生が使えませんでしたが、きょう久々に芝生の上を走りました。
 ゆっくり走る練習ですが、きょうは練習にこの講座で僕より速いMさんがいました。Mさんのペースに合わせてどこまでついていけるかやってみました。それほど速そうに見えないのにMさんは軽快なテンポでどんどん進んで行きます。何度も自分のペースに戻そうと思いましたが、意地で食らいつきました。それでも40分過ぎに1周のペースを計ってみると1分40秒ぐらいに跳ね上がっています。だいたい2分ぐらいのペースで行ってたのにあまりのハイペースにとうとうあきらめました。
 次は周回差をつけられないようにするつもりでしたが、一度抜かれてしまうと自分が限りなく遅くなったような気がして残り10分切ってとうとう周回差つけられてしまいました。それでも1周2分弱のペースでは走れていたので、ペースは一定だったようです。

 考えてみると、長距離の練習を最初にはじめた頃は確かこの周回を3分ペースだったはずですから、1分縮めたことになります。着実に成長はしているんですね。走り終えて、ゆっくりダウンしながら芝生のセンターサークル付近まで歩いて、真冬の冷たい風にあおられながら、サッカーやラグビーのいろんなドラマがここで生まれたんだなと、何となく感慨深かったです。今年の締めでいい練習ができました。



2002/12/24(Tue)
<巨人にモノ申す>
 このページの読者の方は巨人ファンの方も多いようですが、僕は基本的に巨人嫌いです。
 昨年の4月か5月ごろの日記にも書きましたが、もともとは大の巨人ファンでした。それが、大人になってメディアの勉強をするにつけて、メディアが球団を所有し、読売新聞と日本テレビという日本有数の巨大メディアを使った洗脳に疑問を呈するようになり、昨年の日テレのプロ野球中継で「8時半の男」なるくだらない企画を見るにつけてようやくその呪縛から解け、巨人ファンをやめることができました。

 きょうは、その巨人入りし川内高出身の木佐貫投手が川内市長を表敬訪問するというので、はるばる川内市役所まで行ってきました。
 以前から巨人に関する取材は広報を通して欲しいと言われていましたが、実際木佐貫君も最初にその言葉を発していました。
 我々としては果たしてこのような取材まで広報に確認を入れなければいけないのか疑問でしたが、ここまできて手ぶらで帰るわけにもいかず、事後承諾でお願いしますと申し出ました。ある放送局の記者が、たまたま広報の連絡先を知っていたので確認したところ、このような報道に関する取材なら広報を通す必要はないとのこと。木佐貫君も思わず「すいません」と我々に頭を下げていました。

 誤解のないように言っておきますが、今回の件は木佐貫君はまったく悪くありません。僕自身も木佐貫君に対しては何の含むところもなく、むしろ高校の頃も大人びていた印象的だったのが、さらに磨かれて立派な青年になったなと感動したぐらいでした。

 要するに、それぐらい巨人という球団は何かとやっかいだということです。こういった報道なら問題なくても、例えば我々の正月特集のような原稿を書く場合は、広報を通さないといけません。まさか事前に内容をチェックするようなことはしないでしょうが、あまり気持ちのいいものではありません。恐れおおくも表現の自由を標榜する報道機関が所有するプロ野球球団が、検閲まがいのことをするわけですから、いただけない話です。

 それにしても木佐貫君は受け答えがしっかりしていてたいした選手です。プロ意識が十分に備わっていると思いました。巨人は嫌いですが木佐貫君の投げる試合は応援したいと思います。そう考えて会社に帰って二宮清純責任編集のサイト「スポーツ・コミュニケーションズ」
http://www.ninomiyasports.com/
を開いてみると玉木正之「ぶっちゃけトーク」で相変わらずの巨人批判をしていました。興味のある方はどうぞ。プロ野球を見る目が変わるかもしれません。
 



2002/12/23(Mon)
<潤いある光景>
 2泊3日の慌しい出張から帰ってまいりました。
 今朝、ホテルで「42・195キロ」の原稿を書き上げてから、しばらく京都の街をぶらつきました。ホテルのある四条近辺は京都の最も繁華街で、街はクリスマスムード一色です。近代的なビルが立ち並ぶ一角に、古色蒼然とした人形屋や土産物屋があったりと、古いものと新しいものが入り混じった不思議な街です。丁度土産物屋の軒先に、デジタルでストップウオッチのついた時計があったので、マラソン用に買いました。

 空港に向う電車の中で玉木正之著「スポーツとは何か?」を読みました。以前から読みたいと思っていた本を見つけたのでラッキーでした。

 空港の待合所で出発便を待っていると、つなぎの整備服を着て頭にサンタの帽子をかぶった一隊が現れました。
 何事が始まるのだろうかと期待していると、トナカイの着ぐるみを着た人が指揮をして、全員がハンドベルを使ってクリスマスソングの演奏をはじめました。曲目は「清しこの夜」「大きな古時計」などタイムリーな曲ばかりです。
 素朴なハンドベルの音色はしみじみと心に染みました。学生の頃、合唱団の活動でデパートで出張演奏をしたり、奄美大島や宮古島の演奏旅行で、老人ホームや福祉施設で演奏したことを思い出しました。歌声や演奏で作り出す雰囲気は人を酔わせます。
 子どもから大人まで、その場にいた全員がほのぼのとした潤いを味わったと思います。仕事のつかの間にホッと一息つけた時間でした。