| 2003/01/26(Sun) |
| <ラリーポイント制> 本来なら春高バレーの取材に行く予定はなかったのですが、風邪ひき続出のスクランブル態勢で予備知識のないまま会場に行ってしまいました。 最低限、新人戦のときの記事でも読んでいけばいいのに、ついついそういうことをおろそかにしてしまいました。バレーボールはずっともう一人の担当者に任せていたので、会場に顔見知りも少なくて情報を集めるのに苦労しました。大事な情報は主催テレビのアナウンサーに教えていただきました。感謝しないといけません。 さて試合ですが、男子も女子も第2シード校が第1シード校に圧勝でした。バレーはあまり詳しくないのですが、見ていて思ったのは「ラリーポイント制の功罪」ということです。 試合進行を早めるため、数年前にそれまでのサイドアウト制から変わりました。確かに展開はスピーディーで我々のような取材者は助かっています。たしか、テレビの放送時間との絡みもあると聞いたことがあります。 でも選手やチームの立場ではどうでしょうか? きょうの試合を見ていて勝負を分けたのは、勝ったチームの力強さもさることながら、負けたチームのミスだという感じがしました。 ラリーポイントですから、単純に考えて相手がサーブしてきたときに的確に打ち返せば、攻撃チャンスは互いに平等にあるわけです。で、途中でレシーブやサーブミスといった凡ミスがあってしまうとその時点で流れが一気に相手に傾いてしまいます。20点を越えた段階で大きな点差がついていたら逆転はまず不可能と言われています。終盤の逆転劇がおきにくい制度でもあるのです。 どっちがいいのか、素人の僕には一概に言えません。ただ以前のサイドアウト制と今のラリーポイント制は、同じバレーボールのようで似て非なる競技のような印象を持ちました。 |
| 2003/01/25(Sat) |
| <スポーツ経験とスポーツライティング> 最近風邪が流行っています。うちの会社も後輩のスポーツ記者がインフルエンザで休んでいます。僕は年末年始でもう十分なので、もう二度とあんな思いはしたくないです。 掲示板で将来スポーツジャーナリストになりたいという高校生から相談を受けました。 「一流のスポーツ経験がなければ、一流選手の取材ができないのか」という内容です。これは大きく言えば「スポーツ経験がなければ、スポーツの記事はかけないのか」という命題にも通じると思います。 もしその通りなら、テレビや新聞で一流のアスリートの情報を発信するのは世界大会や全国大会で名前のある人、スポーツ経験のある人だけということになります。で、そんなことはないわけです。 確かにスポーツを書くという作業において、経験があるということはアドバンテージだと思います。でも我々が相手をするのは、取材対象となるスポーツ選手と、もうひとつ、その情報を受け取る一般大衆がいることを忘れてはいけません。スポーツの試合があって、それを見ながら「今のプレーは何だったんだろう?」「どうしてこんなすごいプレーができるんだろう?」「どんな練習をしてきたのだろう?」…といった疑問点に解答を出してあげるのが我々の究極の仕事です。 僕も野球や陸上は選手として(決して一流ではありませんが)経験したことを仕事に生かしています。でもそれは、スポーツ選手が共通に持っている「相手に勝ちたい」「もっとうまくなりたい」「道を極めたい」…という様々な思いに共感できるという部分です。 今、日本のスポーツ・マスコミの問題点は、競技者の真意を無視して作り手側の勝手なイメージで面白おかしく脚色してしまうことだと思います。サッカーの中田やメジャーリーグのイチローといった一流選手が日本のマスコミにあまり口を開かないのは、まさにこういう理由だからでしょう。 僕が将来スポーツ記者になりたいという人の相談に「感性を磨いて欲しい」と答えている理由も、そういった初歩的な部分がおろそかになっているからこそ、スポーツを見たときの感動を大事にして欲しいからです。 整理しますと、この仕事の本質はスポーツを「伝える」ということ。そのためには最低限そのスポーツを理解する努力は必要です。そして何よりアスリートの気持ちを推し量れる想像力を持つこと。真意なんて本人でさえもわからない場合もありますが、なるたけそうあろうとする気持ちは忘れたくないものです。その場合、スポーツの経験があるには越したことがありませんが、ないからといってじゃぁ無理だということにはならないと思います。あの「五体不満足」の乙武さんだって立派なスポーツ・ジャーアナリストなのですから。 |
| 2003/01/24(Fri) |
| <寒風に打たれて> 考えてみると、一人で取材して、記事書いて、写真とってと生取材で忙しかったのは今年初めてです。正確には昨年の花園ラグビー以来ということでしょうか。 奇遇なことにきょうの取材は新人ラグビー。ついこの間の取材まで鹿実の3年生といっしょにいたわけですから、まだ1カ月もたたないうちに新人戦というのは変な気持ちです。 きょうは実に寒い一日でした。手袋をしていなければかじかんでしまうほどの寒さの中で、それでもカメラのシャッターを切るためにはどうしても手袋を外していなければいけません。非常に肉体的には厳しい取材でした。 それでもきょうは九州大会をかけた準決勝で、進学校の甲南が13年ぶりの九州大会出場を果たすという快挙に出会うことができました。甲南は鶴丸と同じ進学校ですが、水泳やソフトテニスでインターハイ出場を果たした選手もいるし、僕が仕事を始めた5年間で野球部、ラグビー部が九州大会出場を果たすという、なかなか部活動の成績もいいです。 ラグビー部も平日の練習時間は短いですが、常に頭を働かせながら、部員同士で話し合うことで高い意識付けと密度の濃い練習を心掛けているそうです。 ラグビーといえば、鹿児島実、鹿児島工と相場が決まっていますが、かつてや甲南や鶴丸といった進学校も好成績を残した時代がありました。確か甲南は花園で県勢唯一のベスト8に勝ち残った輝かしい実績もあります。決勝の相手は鹿実。鹿児島のラグビー活性化のために、甲南にも頑張ってもらいたいものです。 |
| 2003/01/23(Thu) |
| <自主トレ> 久々の休みでした。それほど忙しくしていたつもりはないのですが、なんやかんやと細々した事が多くて出社していたため、完全オフをすごしたのは半月ぶりぐらいです。 午前中、健康の森公園に行って、自主トレーニングをしました。 1カ月ほど前、駅伝の練習で鹿児島実の選手が使っているのを取材したとき、ここのジョギングコースは素晴らしい練習場だと思っていました。1周700メートルのコースは適度なアップダウンがあり、ロードの練習には最適です。鹿実の監督さんも「ここで練習させると本物かどうかわかる」というほど、本格的に走るときついコースです。 本当なら菜の花マラソンの前に一度はここで練習をしたかったのですが、体調不良やらなんやらで結局果たせませんでした。よってきょう初めてここを使って走ってみました。 最初はいつものように軽く歩いて柔軟体操。基礎ドリルをやってから、30分ジョッグをしました。 実際走ってみると本当にきついコースです。当初は30分間きっちり走るつもりだったのですが、未だにまだマラソンで走ったダメージが完全に回復していないとみえて、ひざに違和感があったので、走って歩いての繰り返しになりました。でも、本当にここはアップダウンの練習には最適です。きょうは雨が降ってできませんでしたが、疲れれればその辺の芝生で寝転んで体をほぐすこともできます。 走った後は、そばのプールで約40分ほど、体をリラックスさせることに費やしました。前から思っていたのですが、運動して疲労がたまった体をリフレッシュさせるには水につかるのが一番良いのではないでしょうか? 30分ほどプールで泳ぎ、10分はそばの温泉で最後のリラクゼーションです。おかげで肩やひざなど、最近使いすぎていた部分がだいぶ楽になったようです。 体重も菜の花マラソンが終わったときの85キロのまま増えていません。最近、飲み会が多くて少し増えていないか不安でしたが、大丈夫でした。これからもせめて月に1回ぐらいはここに来て、ロードと水泳のセット練習をしたいと思います。もちろん、最終的な目標は来年の菜の花で4時間を切るためです。 |
| 2003/01/22(Wed) |
| <上達のための頭> 宿直明けの一日。きょうは鹿児島城西で高校野球に浸っていました。 ここの練習場にいると、自分が今まで持っていた固定観念が覆されることが多いです。例えば、僕が「当たり前」と思っている野球の練習というのは、ひとつのメニューを全員でこなすというのがありますが、ここでは個人練習が定着しています。 監督「しっかりした個人があってチームが成り立つ」という考え方がチームに反映されています。僕がどの部員と話をしても、それぞれがしっかりした個人の考えを持っているし、同じ目線で話をすることができます。 僕が高校生の頃、描いていた高校野球とは、ひたすら厳しい負荷を体に与え、それに耐え抜いたものがレギュラーを勝ち取るというのが疑いのない真理でした。極端な話、そこには理性を働かせるという考えはなく、ひたすら厳しい肉体労働に耐えることしかなかったのではないでしょうか。 でも今、ここの練習場にいて思うのは、野球をうまくなりたかったら練習開始から終わるまで、もっと言えば一日中頭を働かせなければいけないということです。練習場で部員たちはひっきりなしに野球を語っている。監督との間で、部員同士でああでもない、こうでもないと意味のある言葉を交わしている。それはちょうど、僕が大学時代に自分の高校時代を振りかえって、こういう野球部があったら自分ももっと野球がうまくなって活躍できたかもしれないのにと思った理想の姿と重なっていました。 最近に気づいた投球フォームをキャプテンにみてもらったら、「いいフォームですよ」とほめられました。本当にうれしかったです。 |
| 2003/01/21(Tue) |
| <テープに耳を傾けて> ただいま会社にこもって、ずっと先日の高校野球シンポジウムの講演を録音したテープを聞いています。 きのうまでは、このシンポジウムの内容が濃すぎてどうまとめようか、悩んでいましたが、局長や井上さんにアドバイスを頂いて、ようやく方向性のようなものがみえてきました。シンポジウムの話にもありましたが、キーワードは「楽しむ」ということです。 テープ起こしという作業は、以前「新しいスポーツのかたち」のときにも書きましたが、非常に苦痛を伴う作業です。あのときは、パネリスト一人一人の講演を起承転結をつけてストーリーにしていけばよかったのですが、今回はテーマにそってそれぞれの発言者のコメントを拾っていくわけですから、脱線があったり、それがどんどん派生して長くなってしまうので、きちんと取捨選択をしてそれをどうまとまりのある文章にするかで苦労していました。 掲示板で井上さんから「遊び心がないと高校野球の監督もやってられない」と言われて、だいぶ気持ちが楽になりました。会社のお金まで使って、県外から人を呼んで企画した以上、いいものを作らなければいけないと、変に力んでいたような気がします。そう、大事なのは「遊び心」。作り手が楽しんで作らなかったら読者が楽しんでくれるはずがないと以前、熊本日日新聞の人と話したことを思い出します。 |
| 2003/01/20(Mon) |
| <終焉> 今朝から貴乃花引退のニュースで持ちきりです。 貴乃花といえば、僕が高校生の頃、当時の大横綱・千代の富士が貴花田に敗れて「体力の限界」と言葉に詰まりながら引退宣言をしたことが思い出されます。 それほど熱心に大相撲を見ていたわけではないですが、高校生から相撲といえば「若貴」というのが印象に残っています。曙と若貴兄弟の対決で大相撲がバブルだった頃を見ていました。千代の富士引退後の大相撲は大雑把に言えば「若貴時代」ということになるのでしょう。きょうの貴乃花引退で、またひとつの時代が終わったことを思いました。 それにしても、貴乃花とは年代も近いだけに、それがこんなにも早く引退してしまうのは寂しい気がします。つい最近まで頑張っていた寺尾関が頭にあるだけに残念です。でも、引退を決意した裏には、メディアでは伝えられないほど、苦しいケガとの戦いがあったのだと思います。あの小泉首相の「感動した!」の相撲で、大きくクローズアップされた貴乃花関ですが、同時にあそこでケガをおして相撲をとったことが、引退を早める引き金になったであろうことは否めません。そう思うと、スポーツにおけるケガに関して改めて考えさせられました。 何はともあれ、貴乃花関にはお疲れ様とねぎらいたいです。 |