| 2003/02/16(Sun) |
| <無意味な?イベント> プロ野球選手会が、高校球児激励のためのイベントを開きました。内容は2つあって、ひとつは高野連の全加盟校に激励のメッセージを贈ること。もうひとつは21世紀に入って夏の県大会未勝利校にボールを半ダース贈呈するというものです。 その案内が会社に届いたとき、思わず失笑しました。 日本の野球界はプロ、学生、少年野球…と全てを統括する組織がなく、非常にいびつな組織となっています。プロは高校生を指導してはいけないし、高校野球の監督は中学生を教えてはいけないことになっています。まぁそうなるまでの詳しいいきさつは僕もよく分からないのですが、一昔前にプロがアマチュアを非合法な手段で強引に引き抜いたことや、中学生に対する高校側のスカウティングが加熱しすぎたことなどが積もり積もってそうなったと聞いています。そもそも高校スポーツにおいては野球以外の全てのスポーツが高校体育連盟の所属なのに、野球だけに高校野球連盟があるというのもおかしな話です。 おそらく今回の選手会の激励なども、今まで反目しあっていたプロとアマチュアの融和の一環なのでしょうが、今までこういうことが行われてこなかったこと自体、奇異に思います。どうせならそれぞれの学校にプロ選手が行って指導するとか、高校球児に一日キャンプ体験をさせるとか、いろいろできそうなものを、そういうことができない日本の野球組織はおおいに問題ありです。 そう考えるとサッカーあたりは非常に進歩的です。キャンプ期間中に京都サンガVS鹿児島実とか、ジュビロ磐田VS鹿屋体大とかの練習試合もできるし、天皇杯においてはアマチュアのチームがプロとの公式戦もできるわけですから、彼我の差は歴然としています。まぁこの辺は競技の特性上、できないこともあるのでしょうけれど、いい加減、互いの利権争いや足の引っ張り合いはやめて全てを統括する「日本野球協会」を作り、全体で野球文化の発展を考えてもらいたいものです。 |
| 2003/02/15(Sat) |
| <徒労> 何のためにわざわざ川内まで足を運んだのか、わからなくなるほど、九州高校新人ラグビーは見ていて歯がゆい試合でした。 13年ぶりに出場した甲南は、BKがパスを回している段階でハンドリングをミスしてノックオンが相次ぎリズムに乗れません。前半は20分すぎまでチャンスらしいチャンスを全く作れません。それでも前半終了間際にようやく1トライ返して、後半いざ反撃。ところが今度は再三相手陣内に攻め入るも、決め手を欠き、逆にターンオーバーから相手BKに走られて失点が続き、いいところなく敗れました。 試合前から「未体験の九州の舞台で、自分たちのプレーができなかった」という流れのストーリーにだけはならないで欲しいと思っていましたが、残念ながらその通りになってしまいました。 鹿実は考えてみると、3年前に鹿工に逆転勝ちして以来、県内では01年の高校総体をのぞいて負け無しだったのですが、1位代表として行った県外の公式戦は花園、九州大会とも勝てていません。「負けの遺伝子」を作らないためにも、ここは何としても勝って欲しかった試合でした。 結果は熊本西相手に22―24で惜敗。最後までどちらが勝つかわからない展開で見ごたえはあったのですが、細かく試合を分析してみると、攻めながら自分のミスで攻めきれなかった展開あり、ミスが失点に絡んだり「ミスがなければ勝てていたのに」という後味の悪い負けでした。 結局両チームが初日で姿を消したのは鹿児島と沖縄だけでした。鹿実、甲南の両方に共通していたのは、舞台が大きくなると、プレッシャーのかかり方も違ってきて、県大会ではやらなかったような基本的なミスが出てしまうという点です。「プレッシャーのかかり方」なるものがどういうものか、体験したことのない身では分からないのですが、もうそろそろ同じ失敗を繰り返さないで負けのジレンマを打破するチームが現れて欲しいものです。 |
| 2003/02/14(Fri) |
| <人生設計> 連載「スポーツ維新の時代」に向けての取材活動を始めました。まず手始めは今月4日に記者会見を開いて、将来のJ1参入をにらんだクラブチーム「大隅ユナイテッドFC」を立ち上げるという鹿屋体大へ足を運びました。 その結果は、もちろんその内容は企業秘密(??)なので、ここでは明かせませんが、僕個人の印象としては非常に壮大なスケールの話で具現化させていく困難は相当なものがあるだろうけど、決して実現不可能な絵空事ではない、その夢にかける価値は大いにありと感じました。僕の連載企画にも監督さんが非常に興味を示していただいたのでやる気が出てきました。二つキーワードを紹介すれば「ジュニアからの一貫教育でエリート選手を育てるクラブチーム作り」と「大学の独立行政法人化」ということです。日本で唯一の体育大学として、今あるハード(グラウンド、トレーニング施設など)とソフト面(人材、指導者、研究者など)が十分に活用できるというアドバンテージを生かせば、あとは資金をどう調達していくかという問題(それだけではないでしょうけど…)だと思っています。 きょうは監督さんと会話が弾んで、取材に行ったのか世間話をしにいったのか分からない感じでした。でも過去の経験からそういうときはたいがい実のある話が聞けたときなので、帰りの車の中でいろんなことが頭をめぐりました。 ふとひょんなことから自分の人生設計を考えてみたくなりました。何でそんなことを考えたかというと、僕の将来の構想の中に現場の記者活動を通じてスポーツジャーナリズムを極めて、数冊の単行本を出版し、大学の教授になってアカデミズムの世界からスポーツを考えたいというのがあったからです。ちなみに僕の大学の恩師はまさにそのルートで大学教授になった人です。で、もし僕がこのスポーツジャーナリズム論を生かせるとすれば、鹿屋に通うことがあるのかなぁ、なんて突拍子もないことを考えたからです。 まぁ別に鹿屋でなくても、鹿児島大でも、鹿児島国際大でも、志学館大でもどこでもいいんでしょうが、我が恩師のいう「アカデミック・ジャーナリスト」もっといえば「アカデミック・スポーツ・ジャーナリスト」になるのも悪くないかななんて思っています。そうやって将来を考えるのは楽しいです。今の会社にいる最大のデメリットは収入面で全く安定感がないことですが、そういうふうに10年先、20年先の人生を描いてみると、じゃぁそのために今、何をしようかを考える楽しさがあります。 さしずめ当面の目標は、今の仕事をしながらうちの紙面の中に、前々から言っている鹿児島のスポーツを応援するスポーツ新聞「スポーツかごしま」を立ち上げることでしょう。いずれ海外にいってスポーツジャーナリズムやクラブ運営といったものを勉強する必要もあると思います。もちろん今やっているSCCの活動や野球部での練習も続けます。まぁ40―45歳ぐらいをメドにしてアカデミズムへの転身をはかろうかな。なんてことを考えて車を運転していました。 もうひとつ、僕の最終的な経済観念をここで書いておきましょう。非常に具体的な目標なのですが「自分の子供が同志社大に行きたいと行った時に、だまって頑張ってこいといえるだけの経済力を身につけること」です。そのためには今の会社で与えられたことをこなすだけではだめ。自分で何か始めなければいけないと思うのは実はそういう考えも根底にはあるからです。 |
| 2003/02/13(Thu) |
| <文化とは何か?> 今朝からそんな高尚なテーマを考えていました。 毎朝、7時半からBS2で朝の連続ドラマを2本見るのが、僕の日課になっています。今はご存知屋久島を舞台にした「まんてん」が7時半からあり、45分からは十数年前の再放送で「チョっちゃん」が放送されています。 前々から書いていますが、「まんてん」は屋久島を中心に初めて鹿児島を舞台とした連ドラですが、僕の評価は低いです。まず、博多弁と熊本弁のできそこないのような方言に違和感を感じたし、何より主人公・満天に人間としての深みがない。「田舎の人間は純粋な心を持っている」という都会人のステレオタイプがミエミエで、いまいち好感が持てません。 対して「チョっちゃん」は見ごたえがあります。 舞台は戦時中。きょうの放送では、閉店になるちょっちゃんのおじが経営していた喫茶店の店じまいパーティーをやっていたら、店に抗議にやってきた連中がいた。いわく「この非常時に、さわぐなんて不謹慎だ」という。 店にいた仲間たちの意見もまっぷたつに分かれた。バイオリニストのちょっちゃんの夫とその友人は、軍部の横暴だと憤る。一方でお隣の主人と友人の軍人は、国を挙げて国難に立ち向かわなければならないときだから、しょうがないという。 それぞれが、それぞれの立場でやりきれない思いを抱えながら、ぶつかりあっている姿に深く考えさせられました。深い共感を得られるという点で、十数年前の連ドラの方が中身のある作品が多かったような気がします。どうも最近の、中でも大阪制作の作品は、くだらない受け狙いの演出が多くて、中身の薄っぺらい作品が目立ちます。 ちょっと本筋からそれてしまいましたが、きょう書こうと思ったのは連ドラの批評ではなく、ちょっちゃんの中に出てきた対立のシーンについてです。 そこで思ったのは「文化とは何か?」というテーマです。きょうの話の中で「この非常時に音楽だの、落語だの不謹慎だ」と軍人は言いました。明治以降、富国強兵・殖産興業を掲げて、質実剛健や勤勉さがもてはやされた当時の日本人のそれが一般的な考え方かもしれません。 でも音楽や落語は本当に「必要ないもの」なのでしょうか? そこで冒頭に掲げた「文化とは」の命題に行きつくのです。それは僕がライフワークにしたいと考えるスポーツも同じ範疇に入ります。文化をどう定義するかについて、スポーツライターの金子達仁氏は「ある人にとっては不要であっても、ある人にとってはかけがえのないもであり、短期間のブームではなく、時代を超えて受け継がれるもの」としています。 音楽にしても、落語にしても、そしてスポーツにしても、それがなければ生きていけないというものではありません。でも、それがなければ生きていけないほどの情熱を傾けて、それがあることで豊かに生きていく人間性を身につけている人は確実に存在するのです。二宮清純氏はスポーツに関して「最高にいいのはスポーツに生産性がないことである。要するに所詮は趣味人の遊びなのだ。人間がより人間らしく生きるための、つまりはひまつぶしに最適の道具なのである」と書いています。 これは「スポーツ」の部分を、「音楽」や「落語」、そして「文化」と入れ替えてもそのまま意味が通るでしょう。それは決してそういう文化的な活動を卑下しているわけでなく、こういった文化的なものが人間の生活になくてはならないものであると逆説的に断じているわけです。 「遊び」とか「ゆとり」という考え方に対して、未だに違和感を感じる人はいます。そういう僕も、実はまだ根本的に納得していないのです。もし仮に、今から戦争が始まって戦時下の状況に置かれたら、「このご時世だからこそ、音楽を聴くべきだ」「落語を聴くべきだ」「スポーツをするべきだ」と自信を持って主張できるか分からないのです。そんな時代がきたら、「このご時世にそんな遊びなんて不謹慎だ」という声に押しつぶされてしまうかもしれません。 でも僕はそういえる人間でありたいと思います。「文化とは何か」その本当の答えを一生をかけて見つけてみたいと思います。 |
| 2003/02/12(Wed) |
| <当直の夜> 昨夜は当直。このところ平穏な当直が続いていたのに、昨夜はひっきりなしに電話でたたき起こされ、ほとんど眠れない夜でした。 不思議なもので、事件が起こる夜というのは、連鎖的にいろんなことが起こります。鹿児島の場合、何か事件が起こったら県警から各社にファクスが流れ、幹事社をつとめる社からどういった案件が流れてくるか電話が入ります。 寝入って早々にかかってきたのは、確か名瀬と鹿児島市内であった飲酒運転の逮捕でした。しばらくして今度は中央警察署から直々のお電話。「平之町であった強盗は入ってますか?」。寝ぼけまなこで頭が回らず、思わず「はい」と答えて電話を切りました。 ふと目覚めて、ことの重大さに気づき再び警察に電話を入れて案件の確認をしました。どうやら市内の喫茶店に覆面をした強盗が押し入り、現金60万円を奪って逃げたのだそうです。電話が掛かってきたのは午前3時ごろ。本来なら現場に行って写真を撮ったり、目撃情報などを集めるのが役目なのでしょうが、「どうせ朝刊には間に合わないし、暗い中で写真を撮っても絵にならんだろう」と勝手な判断で再び床に入ってしまいました。 床に入ってもそのことが気になってなかなか寝つけず、そうこうしているうちに今度は南署管内でひき逃げ事件が起こったとの連絡。結局2時間ぐらいしか寝られませんでした。 最低限の仕事はしようと思ったので、朝7時半ごろ事件現場となった喫茶店に行って写真を撮り、最低限の情報を集めて第一報を書きました。腰は痛いし、どっと疲れました。 で、朝帰り際にスポーツ店に寄って、気分転換に買い物をしました。ちょうど気に入ったシューズが手に入ったので機嫌を直しました。 |
| 2003/02/11(Tue) |
| <仕事を任せる> 1日立ちっぱなしの仕事をしていると腰にこたえます。もう1回ぐらい「歪み」の矯正に行ったほうがいいかもしれません… きょうは本社主催の剣道大会でした。このところ主催行事では、僕がデスク業務を担当し、基本的な取材は新人記者にやってもらうというスタイルが定着しています。 今回の剣道に関しては事前準備の段階から僕は全くタッチしませんでした。別にサボっていたわけではなくて、まだ入社して1年にも満たない新人記者に、できるだけ多くの競技の場数を踏んでもらうためにあえてそうしています。僕自身は5年もこの仕事をやっていれば、どの競技に対しても一通りの要領は得ています。でも新人は全く未体験の取材が残っています。この仕事は経験を積まないことにはどうしようもありません。 だからといって僕が楽しているかというと、そうではありません。新人がミスしてもフォローできるようにできるだけ全体の流れは把握するようにしているし、何より自分が要領を分かっているなら自分がした方が能率のいい仕事もたくさんあります。それを人に任せるわけですから、精神的にはきつい作業です。しかも、僕自身もこれで少なからぬ量の原稿を書いていますから、仕事の単価はめっちゃ安いです(涙)。 とまぁ愚痴を言うつもりはないのですが、新人2人もだいぶ仕事の要領を飲み込めてきたので、だいぶ助かっています。実際僕がサボっていることも多いですしね… いやいやそんなことはないですよ。ちゃんとオリジナルの特集のために虎視眈々と準備を進めているんですからね(言い訳)。 |
| 2003/02/10(Mon) |
| <腰痛> きのうから腰痛に悩まされています。 理由は分かっています。あまりに天気がよすぎで、張り切ってバッティングピッチャーを頑張りすぎたせいです。 もはや制球難という悩みも解消され、ボールもそれなりにいいボールがいく快感に酔っていました。中でも、投げながら打者や捕手の様子をうかがう余裕もあり、いろんなことを考えながら楽しく投げられました。ある時間帯は、何も考えなくても自分が狙ったところに糸を引いたようにボールがいくという不思議な感覚にとらわれたときもありました。15,6人の打者を相手に1人につき10球程度は投げていますから150球は投げた計算になります。 ところが、張り切りすぎのつけが腰にきました。このところどんなスポーツをやっても腰にきたことはなかったのに、久々の腰痛はかなりこたえました。 何といっても、座ったり起きたりはそれほどないのですが、中途半端に腰をかがめると痛みが走ります。よって顔を洗ったり、ズボンをはいたり、靴下を履くのが一苦労でした。 あまり痛かったので、病院ではなく、以前お世話になったことがある整体師のところを尋ねました。 ここは3年ほど前に、ある野球部の監督さんに紹介してもらったところです。そのときは外野ノックを受けて急ブレーキをかけたら同じように腰にきて、治してもらったことがあります。正式な肩書きは「姿勢保健均整師」。道具も何も使いませんが、つぼや体のいろんな部分を刺激することで体の歪みをただし、健康を保つ手技療法なのだそうです。3年前も1度そこで治療してもらったら、すぐに治ったので、またいってみました。 治療はごく簡単なもので、背中、腰、足、首、頭などのさまざまな部分を独特の手法で刺激を与えます。一番こたえたのは右足を持ち上げて、太ももの部分を20分ぐらいの間、手刀で刺激されたときです。たいして力を加えられているわけでもないのに、バンバンやられていると、何とも言えない鈍い痛みが走ります。まるで試験管洗いのように、右足の骨をグリグリ回して体の悪いところを清掃しているような感じがしました。 整体師のTさんによると、僕の腰は「右側の筋肉が固まってしまっている」のだとか。痛みは両方均等にあるように感じますが、考えてみると、きのう投げながら一番どこが緊張していたかというと、体を支える軸足の右足です。だから右側の腰にはそうとう負荷が掛かっていたのでしょう。幸い骨の方には異常がないそうなので一安心です。 約40分ほどの治療で、完治とまではいきませんが、だいぶ楽にはなりました。聞くところによると、姿勢矯正による治療とは人体の車検のようなもので、長いこと体を使っていると中のいろんな部分に「歪み」が生じてくる。それを矯正することで健康を保つという原理だそうです。 マラソンだ、野球だと頑張りすぎたようです。少しほどほどにせねば… |