2003/06/01(Sun)
<陸上>
 一日陸上競技場にいました。きょうは全部で7競技あり、インターハイもピークです。
 SCCで練習を始めてから、陸上競技を見る視点が変わっています。今までは新記録を出した選手や全国で通用しそうな選手しか見ていませんでした。今、大会にはSCCでいっしょに練習をしている高校生や、鶴丸の後輩がいます。彼らの晴れの舞台が見たくて、予選の段階からできるだけ時間を作って見に行っています。
 以前、スポーツ維新の時代でバスケットの取材をしたときに、スポーツ観戦の基本は「我が子のかけっこ」といったのが思い出されます。全国には出られなくても、自分と顔見知りの選手が予選を通過したり、自己ベスト記録を更新したりすると何となくうれしいものです。仕事の中に応援する楽しみがあるのもいいものです。
 年々、応援する選手が増えています。逆に日ごろの活動を知っている選手がいるから、トップクラスで頑張れる選手の日ごろの努力も推し量れるような気がします。競技を見る視点が深くなったようです。
 今までは決勝だけでしたが、今回は予選から見ることが多かったです。SCCのおおたさんからは「そのうち、ウオーミングアップから見るようになりますよ」と言われてしまいました。

 

2003/05/31(Sat)
<大差>
 NHK旗の決勝戦は鹿児島商VS鹿児島実。今年の秋、春に続いて同一カードの決勝戦でした。
 春は鹿商が決勝史上最多の18得点の猛攻で圧勝でした。大量得点とは流れによるものですから、今回はもっと競った試合になるかなと思っていましたが、今回も鹿商打線が二回に爆発して一挙7点を奪い、早々に試合を決めてしまいました。
 前の宮之城戦で鹿商がゆるい変化球主体の投球にうちあぐねていたのを参考にしたのでしょうか。鹿実のエースも序盤はほとんど変化球主体のかわす投球でした。鹿商は「カウントを取りにくる甘い変化球を狙え」という指示が出ていたようです。二回表に先頭の4番が粘って2−3からチーム初安打を放つと早いカウントから積極的に打ちこんでいました。僕はカメラを構えていたから球種までは読めませんでしたが、あとでVTRを見たら、打ったボールはほとんど甘く入った変化球でした。
 三回にも3点を加え、序盤で10−0。いかに鹿実の選手といえども、これだけ打ちこまれると、威勢の良さを失ってしまったように見えました。ヒットらしいヒットがほとんど出ず、出ても強攻策は全くはまらず3併殺。最後に1点を返すのが精一杯といった感じでした。
 鹿商にとっては今大会は左腕のエースではなく、2番手の右腕が主戦でしたが、投手二本柱が夏に向けてめどが立ち、投手のリズムがいいことで課題だった守備も安定しつつあるのが大きな収穫だったと思います。鹿実にとっては徹底的に打ちのめされた試合でしたが、二番手投手が無失点に抑えたこと、これだけ大差がついても最後まで無失策で守り抜いたことが評価できると思います。
 昨年の樟南、鹿実ほど決定的な力の差はないのですが、今年の夏は鹿商、鹿実が本命の2強としてキャスティングボードを握る存在になりそうです。



2003/05/30(Fri)
<台風の余波>
 季節外れの台風が迫っているということで、インターハイ、NHK旗高校野球といろんな県内のスポーツも影響を受けています。
 高校野球はあすに順延となりました。いつもなら少々の雨でもやるし、天気が上がるまでとことん待つのですが、テレビ中継の予定も入っているので早めに順延が決まりました。ところが風は強かったもののさほど雨は降っていなかったのが何とも皮肉でした。
 陸上は本来ならこの日予定されていた決勝種目を月曜日に順延すると話し合っていましたが、天候が回復したので予定通り実施でした。登山は屋久島の予定が霧島に変更になり、あすまでの競技が今日で終了と短縮開催。ソフトボールの開幕が1日遅れ、サッカーの準決勝以降は6月3日以降に順延となりました。
 ところで肝心の台風はどうやら上陸はなさそうです。我々の仕事も台風に振りまわされてしまいました。



2003/05/29(Thu)
<負けは受け入れても…>
 NHK旗準決勝。鶴丸は鹿実に0−5で完封負けでした。決して悪い試合ではなかったのですが、常勝チームの底力にはまだまだ及ばないところがあるようです。
 序盤3回はまったくの互角でした。初回に先頭打者に二塁打を浴びましたが、バント処理で三塁封殺。二死一、三塁で一塁けん制で一塁走者を誘い出し、本塁を狙った三塁走者をホームで刺しました。何でもないプレーのようですが、ミスが出れば畳み掛けられる恐れもあっただけに、落ち着いてノーミスで守り抜いたことは評価できます。
 それでも四回にエラーを足がかりに先制点。五、六回と1点ずつ失いました。鶴丸も再三チャンスは作るのですがあと一本が出ず、流れを引き寄せることができません。八回にもミスをきっかけにして2点を追加され、結局最終回も三者凡退でゲームセットでした。
 上のレベルでの戦いは、小さなミスが勝負を分ける典型的な試合だったと思います。選手個々の能力など決して見劣りすることもないし、チームの野球もどこかで突破口さえ見つければというほど力の差は接近していると思います。
 きょうの試合を見て、ヴォルカ鹿児島の前田浩二監督が「負けは受け入れても認めるな」といった言葉を思い出しました。きょうの試合で負けたという事実は受け入れなければいけません。しかし、自分たちが負けてしまう存在であると認めたら、この先も二度と勝つことはできないでしょう。負けた事実を受け入れる中で、次につながるもの見つけて成長して行くことがあすの勝利をつかむカギになります。



2003/05/28(Wed)
<台風>
 台風4号が接近しているそうです。どうりで最近は妙に風が強いはずです。
 天気予報では週末にも上陸する可能性があるとか。それにしても台風なんて早くても7月ごろなのに5月の終りに台風が来るなんて記憶にありません。やはり地球規模で気象異変が起こっているのでしょうか?
 あすはNHK旗のベスト4に高校総体の陸上もあります。鶴丸が鹿実とどんな戦いをするのか楽しみだし、SCCでいっしょに練習している子達が出る男女のリレーも気になります。この台風がどんなドラマを巻き起こしてくれるのか、興味津々です。



2003/05/27(Tue)
<アーチェリー>
 午前中は川内市までアーチェリーの取材にいってきました。
 アーチェリーは男女合わせて出場6人という小人数の競技です。勝つか負けるかでしのぎを削る他の競技と違って、今大会の成績いかんに関わらず、インターハイにも九州総体にも出場できるので、非常にのどかな雰囲気でした。
 優勝した男子選手のほかに、たった1人で出場した女子選手と、学校から1人で出場した男子選手に話を聞きました。
 アーチェリーという競技は、特別なきっかけでもなければ、なかなか始めようと思える競技ではないかなと思っていましたが、彼女は中学から「何となく」始めたのだそうです。練習は週2、3回程度で学校では吹奏楽部と調理部にも所属しているのだとか。男子選手は元野球選手ですが、ひざのケガで野球を断念しました。それでもスポーツが好きで何かやりたいと思っていたら、両親が見つけてきてくれたのだそうです。
 2人ともアーチェリーに関して、さほどインターハイで入賞したいなどの熱い思いはなく、矢が当たることをただひたすら楽しんでいるようです。「何か目標はないですか?」と聞いて、答えに詰まっていたのが印象的でした。そんな風にスポーツに取り組むのもありかなとなぜか納得でした。
 たまにはこんな取材もいいものです。



2003/05/26(Mon)
<NHK旗2勝目>
 鶴丸はNHK旗準々決勝で国分中央に10−0、7回コールド勝ちで、内野監督就任以来初のNHK旗2勝を挙げ、ベスト4進出を決めました。
 相手の国分中央は打線の思い切りは良かったのですが、全体的に力不足だったような気がします。鶴丸は二回裏のピンチをエース重信が連続三振でしのぐと三、四回と打線がつながり一気に大差をつけて、守備で2失策はありましたが、全体的には危なげない試合運びでした。
 県大会ベスト4は2年前の春以来です。次の準決勝は全校応援になるとか。夏に甲子園を本気で目指すなら、この大会で優勝するぐらいの意気込みが必要だと思います。どのみち、このベスト4で夏のシード権は確実に取れるでしょう。夏は組み合わせで有利になる反面、意識するしないに関わらず「追われる立場」に立たされます。挑まれてはね返すぐらいの力がないと、夏のサバイバルレースは勝ち抜けません。これからの一戦一戦は夏に向けての絶好の試金石になります。

 第2試合は、宮之城が接戦をものにしました。同じく4強入りです。お互いに無死で走者が出てもバントをしないという珍しい展開でした。宮之城は安打は出るものの得点になかなか結びつかなかったですが、少ない点差を守り切りました。春の大会の時も日記で書きましたが、地方校の中で宮之城の頑張りは特筆に価すると思います。
 「頑張ったことがなかなか報われないのが今の世の中。でもこの子たちは頑張ったことが結果につながって幸せです」と話していた監督さんのコメントが印象的でした。